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㈱小川商店 本社工場増改修工事~事前工事編~

皆さんご無沙汰してます、まいぴーです。

今回から虻田にある㈱小川商店さんの増改修工事の様子をお届けします。
㈱小川商店さんはホタテやウニなどの水産物の加工を行っている会社で 今回の工事はウニを加工している第1工場の増築と改修です。
現場のすぐ近くには海がありカモメたちがたくさん空を飛んでいます。

では綺麗な海の写真とともに第1回目スタートです!

今回の現場は増築部分から建てていき、冬頃から既存工場の改修を行っていく予定です。
工事中も今ある工場は稼働したままなので既存の配管ルートが増築部分に干渉しないように 既存工場の電気や給排水は生かしつつ、配管のルートを迂回、延長させる工事を先に行います。

配管を埋設するために、地面を掘削していきますが地面からは大量の岩が… とても大きな岩だったのでブレーカーで砕きながら掘り進めていきます。
どうせ出てくるのなら、埋蔵金とか温泉とかにしてほしいです。

埋蔵金発掘は叶いませんでしたが、無事に掘削完了!ということでハンドホールを埋設していきます。
みなさんハンドホールって聞いたことはありますか?
私はマンホールならわかるけどハンドホール?なんだそれは。という感じだったので調べてみました。

電柱から受電装置まで距離があるとき一直線での配線は難しいですが、中継地点としてハンドホールを設置することで 電柱と受電装置を繋ぐことが出来ます。 また、マンホールとの違いは人が入れるスペースがあるかどうかです。
ハンドホールは写真を見てもわかるように人が入るには窮屈そうな大きさですよね。

ハンドホールを設置し、土を埋め戻していきます。
一度掘り出した土は空気をたくさん含んでいてふわふわなので、土をぎゅっと転圧しながら埋め戻しを行います。
また、写真に写っているオレンジ色のシートは何かわかりますか?
これは埋設表示シートといって、シートの下に何が埋まっているのかわかりやすくするためのシートです。
水道管や電気の配管などで色分けがされていて、地面を掘ったときにこのシートが先に出てくるので配管が埋まっていることを 気付くことができ、重機などによる配管の破損を事前に防ぐことができます。

これで事前の埋設配管は完了です。
次に行うのは解体工事です。
これから増築する建物の敷地内に休憩室棟が建っていて工事の邪魔になってしまうので壊していきます。

では解体工事を進めていきます。
いきなり防護服で解体している写真でびっくりする方もいるかもしれませんが、今回解体していく建物の建材には一部アスベストが含まれているため防護服での作業になります。

アスベストは聞いたことある方も多いのではないでしょうか。
身近なものでいうと珪藻土のバスマットなどに基準値以上のアスベストが混入していたことで問題になったりもしていましたね。
まずアスベストとは、繊維状の鉱物のことで、その繊維一つ一つは目に見えないほど細かく空気中に飛散してしまうと知らず知らずの内に吸い込んでしまう恐れがあります。
アスベストを吸い込んでしまうと、どのような危険があるかというと、吸い込んだアスベストが蓄積していき肺がんや中皮腫といった病気を発症する可能性があることです。 潜伏期間が長いので自覚症状もなく、アスベストを吸い込んだことにも気付かない可能性が高いので、知らないうちに病気が進行してしまうのが怖いところです。 ここまで聞くとなんでアスベストなんか使っていたんだろうと思いますよね。

アスベストは現在ではその有害性から製造・使用などの規制がなされていますが、かつては耐久性、耐熱性、吸音性など優れた性質に加え、入手のしやすさから建材をはじめとして幅広い用途で 使用されており、「奇跡の鉱物」と呼ばれる程だったそうです。 使い勝手の良さの影にその危険性が隠れてしまっていたんですね。

アスベストの説明が長くなってしまいましたが、解体工事の様子に戻ります(+_+)

室内の壁を取り除き、重機を使って屋根も壊します。
解体工事を見ている間ずっと思ってたことがあるんですけど、重機のバケット(先端のショベル部分) 恐竜の頭に見えてしまって、なんか建物が食べられてるみたいだな~とか考えてたんですけど、わかる方いませんか??
穴が目で開いている部分は口、ギザギザしているところが歯って感じで…恐竜に見えないですかね?私だけでしょうか…

恐竜の話は置いといて、どんどん壊していきます。
建物は潰れてしまいましたね。土台部分の基礎も壊していきます。
コンクリートを削りながら壊していって… 解体は完了になります。

休憩室棟の解体が終わり、次に試掘を行います。
試掘は本来やらなくてもいい作業なのですが、最初の方にも出てきたような岩が埋まっていると、この後に行う地盤改良工事の際にオーガに当ってしまって掘ることが出来なくなってしまいます。
その為、事前に地盤改良を行う箇所を掘って大きな岩などを取り除きます。
写真だと伝わりにくいですが、3m以上掘っているので落ちないかヒヤヒヤしてました。

試掘を終えたら埋め戻して、また何もない土地に戻りました。
ちなみにここまでで出てきた岩で見事な山が出来上がりました。
ここまで出てくるのは珍しいそうです。
一回目でそんな現場に出会えるなんてもしかしたら 私は運がいいのかもしれません(*^^)v
そして建物の位置を確認してなんとなく建物の大きさがわかってきたところで今回は終了です。
次回は地盤改良工事からスタートです!
みなさんお楽しみに~ (^.^)/~~~

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