みなさんこんにちは!まいぴーです。
今回は鉄骨工事の後編です。前回は建方が始まったところでしたね。
今回はせっかくなので鉄骨工事の様子を少し詳しく見ていこうと思います。
上の写真は梁の組立の様子なのですが、
2枚目はクレーンで持ち上げる前に地面で先に仮で組み立てておく地組を行っているところです。
複雑な組み立てを行うのに、空中だとやりにくいですよね。
なので先に組立をして、持ち上げてからは固定するだけにしておけば効率よくできるというわけです。
次はボルトで梁の接合部を固定しているところです。
右の写真を見てみると白い線が引かれているのですが気が付きましたか?
これは、高力ボルトの一次締めを行ったあとにつけるマーキングで、
ネジ山から部材の表面まで線を引きます。
一次締めの後に行う本締めによってマーキングをしたナットが回転 し、
部材表面や座金のマーキングとのズレが生じます。
このズレを見て、ナットが所定の角度分回転しているかを確かめることができます。
↑ ↑ ↑
これが本締め後の写真です 。
線のズレができていることがわかります。
このズレの差の角度で適切に本締めがされているか確認するというわけですね!
接合部の塗装を行い、母屋(もや)を取り付けます。
鉄骨造の母屋は屋根の骨組み部分で、
これから屋根の下地材や板金を張り付けていく時にこの母屋に固定していきます。
ちなみに鉄骨造と木造で母屋の役割が少し変わります。
鉄骨造の場合は説明の通り、屋根の下地です。
木造だと母屋は直接屋根を受けず、
屋根を受ける部材である垂木(たるき)を支える役割になります。
どうして鉄骨造と木造で違うのでしょうか。
知ってる方いたら教えてください(/o\)
次は胴縁(どうぶち)を取り付けます。
母屋は屋根の下地でしたが、胴縁は壁の下地になります。
床と水平に取り付けられているのが胴縁で、
壁材を張り付ける時にこの胴縁に留めて固定していきます。
説明だけだとわかりにくいので、母屋と胴縁の一部に線を引いてみました。
赤が母屋、青が胴縁です。どうでしょうか。
母屋と胴縁の場所はわかってもらえたでしょうか??
そして胴縁の取付が完了したところで鉄骨工事も完了です。
ここまででやっと建物の骨組みができてきました。
次回からは、屋根の板金工事の様子をお届けしていきますのでお楽しみに!