こんにちは、まいぴーです。
前回は鉄骨工事が完了したところでしたね。
今回は屋根と壁の板金工事の様子をお届けしていこうと思います。
工事もだいぶ進んできましたね。
鉄骨工事では建物の骨組みができた状態でしたが、今回で屋根、壁がつくのでより完成が近づいている感じがすると思います。
では板金工事の様子を見ていきましょう。
早速現場に野地板が搬入されてきました。
これを屋根に貼っていきます。
板金を葺く前の下地材として野地板を貼っていきます。
鉄骨の母屋に野地板を留めていきます。
前回母屋の説明をした時の写真で、すでに野地板が写っていたので、もうわかっていた方もいるかもしれませんね。
そしてこの野地板、セメントと細かい木片が混ぜられているので、畳1枚分ほどのサイズで30kg以上と、とても重いのも特徴です。
野地板を貼ったら、アスファルトルーフィングを貼ります。
アスファルトルーフィングは、紙にアスファルトを浸み込ませた防水シートで、建物内部への雨水の侵入を防ぐ役割があります。
アスファルトルーフィングを貼り終えたら、次はいよいよ屋根の板金を葺いていきます。
クレーンで屋根の上まで吊り上げます。
屋根の頂点から軒先まで1枚の鋼板を貼るので1枚1枚がとても長いですね。
貼り終えたら最後にハゼ締めをしていきます。
ハゼとは、板金と板金の折り重なる継ぎ目の部分のことで、この部分をしっかり処理しないと雨漏りなどの原因になってしまうのでとても重要な作業です 。
屋根の全体はこんな感じです。
雪が積もってちょっとわかりにくいですね..(-_-;)
屋根がついて中が見えなくなりました。スケルトン卒業です。
では壁の方も見ていきましょう。
まずプラスターボード(せっこうボード)というものを下地材として貼っていきます。
このプラスターボードは、今回の外壁の下地や内装の壁下地など、とても広く使用される建材です。
耐火性や遮音性に優れていて施工がしやすいなど、たくさんのメリットがあります。
しかし、石膏と紙からできているので水や湿気には強くありません。
その為、ボードを貼った部分は濡れないように注意する必要があります。
そこで、次に登場するのが 透湿防水シートというものです。
透湿防水シートというものは、字の通り透湿性と防水性を備えたシートです。
簡単に説明すると、内側に溜まった湿気(水蒸気)は外へ逃がして、外側からの水分(雨水など)が内側へ入るのを防ぐことができます。
建材以外にもアウトドア用品や防護服などに使われたりと、なかなか優秀な材料ですね。
プラスターボードの上に 透湿防水シートを貼り、その上から外壁の板金を貼ります。
そして残りの軒天や破風(はふ)部分にも板金を貼ったら板金工事完了です。
ついに建物の全貌があらわになりましたね。
次回からは内部の様子を紹介していこうと思います。
これから増築部と改修部を並行して工事が進むので、大忙しとなりますが最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
ではまた次回にお会いしましょう~!